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肥満を気にする女性

肥満は人生をも左右する

日本が戦後経済成長を遂げて先進国の仲間入りを果たし、全体としての幸福度が向上したあとは、質の転換を余儀なくされるようになりました。
つまり経済的な背景としての幸福だけではなく、健康状態が充足しているということも大きな要因となったからです。
こうした脈絡から言えば、肥満というのは文明病のひとつです。しかも健康に対する重大な脅威であるという認識も高まってきています。
とはいえ過体重の状態にある人が適正な体重にしたいと願っても、それが非常に難しいこともまた周知されています。

この稿の目的は、肥満を客観的に捉え、健康を目指すための背景的知識を獲得するための論理を身につける準備段階とすることです。
周辺的な知識も随時盛り込んで論を進めます。

肥満による見た目はあなたの人生を左右します

肥満であることを悩んでいる人は、それがなぜなのかを手始めに考えてみます。
体重が極端に多ければ、例えば身体が思うように動かせないとか、膝などの関節に負担がかかりすぎて痛みを感じるということになるでしょう。
これはいま現在直面している悩みだと考えられます。そして将来への不安も嵩じてくるはずです。
生活習慣病に関する知見は生活のあらゆる場面で知ることができます。

端的に言えばこれは健康上の脅威であると結論づけられるでしょう。
それは直接的に常日頃感じていることであり、また将来への漠然とした不安を持たざるを得なくなるからです。

しかしもうひとつ別の方向で悩んでいる人もいます。
それは太っているということが、見た目が悪いというコンプレックスにつながっているからです。
若い人であれば、肥満は恋愛の支障になることもありますし、さらに深刻ないじめの対象となることもあるでしょう。
つまり人を評価するのは内面でという常識があるにも関わらず、実は見た目の印象がそうした倫理的規範を飛び越えて、重大なレッテルになってしまっているのです。

さらに、厳しい価値判断をする人であれば、見た目に明らかに太っているという人を、自己管理能力がないせいだ、とか、だらしがないと評価する人もいます。
こうした評価は、例えば就職の場面で評価を下げたり、能力を疑われるという事態につながって、人生を大きく左右してしまうことにもなりかねません。

減量のためのダイエットや、少しでもスリムな印象となるようにむくみを解消しようとする人が多いのは、健康上の理由の他にこうした背景があるからです。
見た目の印象は、人生を大きく左右する要因になると結論づけられます。
そして人々はそのことに気づいているからこそ、時にほとんど苦行に近いような現実にもめげず、ダイエットに励んでいるのです。

しかしそのように気づいたとしても、ダイエットに挫折する人もまたたくさん存在します。なぜでしょうか。
それはすぐ簡単に結果が出るものではない、という営みだからでしょう。誰もすすんで苦痛に向かい合う事はできません。
辛さが先に立ってしまえば、また実現するのが難しいことであれば、ダイエットを継続することは不可能です。

もちろんストイックであることは必要です。
ただ残念なのは、ダイエットをするにあたり間違った方法で苦労する人が少なくないことです。
あらゆる事柄に当てはまるように、やはり最初から正しく取り組まなければ期待する結果は得られません。
なぜ太ってしまったのか、また肥満とは客観的にどういう状態であるのか、を正しく理解することが出発点になるべきです。
問題を正しく把握するには、この場合肥満とはなにか、その基準は、という理解が不可欠になってきます。

見た目という価値判断は、思い込みや不正確な事実認識に陥ってしまう危険性が常にあります。
それこそ人生を棒に振らないように、正しい現状認識からスタートすることにしましょう。

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